プロポーズに贈るおすすめの花とは?花束の選び方や渡し方などを解説
「プロポーズには王道のバラではなく、相手好みの花をプレゼントしたい!」
そんな彼女想いのあなたは、花が持つ「花言葉」に注目するといいでしょう。
バラ以外にも、ロマンチックな花言葉を持ちプロポーズにピッタリの花はいくつもあります。
そこでこの記事では、プロポーズに贈るおすすめの花の種類と選び方、そして花束の渡し方について詳しく解説します。
プロポーズで花を贈る理由とは
プロポーズに相手へ贈るプレゼントは、婚約指輪が一般的です。
しかし近年では、婚約指輪の代わりに花を贈って想いを伝える人が増えています。
その理由とは、一体何なのでしょうか。
ロマンチックな演出ができる
1つ目の理由は、花を添えることでロマンチックなプロポーズを演出ができるからです。
「結婚してください」という言葉だけでも、相手に想いを伝えることはできます。
しかしそこに花があることで、人生に一度の大事なシーンをさらにロマンチックに盛り上げられるのです。
また、好きな人から花をプレゼントされるのは、女性にとっては世界共通の憧れです。
普段から花を贈る習慣がない人は、特別感を演出できてサプライズになるでしょう。
花があるだけでロマンチックなムードを作れますし、プロポーズ後も自宅に持ち帰った花束を見て余韻に浸れます。
婚約指輪は2人で選びたい
もう1つの理由は、婚約指輪は後から2人でゆっくり選びたいという女性も多くいるからです。
後から選ぶことで、自分好みのエンゲージリングが作れます。
そこで指輪の代わりに花束を用意すれば、プロポーズを華やかに演出できるでしょう。
男性にとっても、花があればどうしても緊張しがちなプロポーズでリラックスできますし、想いを伝えられるという利点もあります。
また、婚約指輪は注文から完成まで1〜2ヶ月ほどかかりますので、授かり婚の場合は間に合いません。
そんな急なプロポーズでも、花束であればすぐに用意できるでしょう。
花はかさばるのが欠点
女性にとても喜ばれる花束のプレゼントですが、意外にかさばってしまうのが欠点です。
上手く隠せず相手に見つかってしまったら、プロポーズが台無しになってしまいます。
花束を贈るプロポーズを成功させるためには、念入りに隠しておく必要があるのです。
そこで、ホテルやレストランでプロポーズする際は、事前に相談してスタッフに預かってもらいましょう。
デザートタイムや部屋に持ち込んでもらえば、1人ではできないような演出も可能です。
自宅やドライブデートでのプロポーズは、クローゼットや車のトランクに隠しておき、想いを伝えるタイミングでサッと渡せるように準備しましょう。
花束は大きめの紙袋に上向きで入れ、日陰に保管しておくと痛みませんよ。
プロポーズで贈る王道の花は「バラ」
プロポーズで贈る王道の花、それは「バラ」です。
「愛」という花言葉を持っており、大切な人に贈る花として古くから愛されています。
花言葉
バラの基本的な花言葉は「愛」そして「美」です。
バラは愛と美の象徴であり、古くから愛する人に想いを伝える花として世界中で用いられてきました。
またバラは、花の色や本数によって花言葉が変化し、多彩な意味を持たせられる点も大きな特徴です。
一方で、色や本数の組み合わせによってはネガティブな意味となってしまうこともあるため、プロポーズに贈る際には注意しましょう。
色
色によるバラの花言葉の変化は、次の通りです。
プロポーズでよく贈られるのは「赤」ですが、相手の好みで決めてもいいでしょう。
- 「赤」→ あなたを愛しています
- 「白」→ あなたは私にふさわしい、純潔、相思相愛
- 「ピンク」→ 上品、かわいい人、愛を誓う
- 「オレンジ」→ 絆、信頼
- 「青」→ 神の祝福、奇跡、夢がかなう
- 「黄色」→ 友情、平和
- 「緑」→ 希望、おだやか
- 「黒」→ あなたは私だけのもの、永遠の愛
- 「紫」→ 誇り、気品、尊敬
本数
バラの本数によっても、次のように花言葉が変化します。
その意味から、プロポーズで贈られる花の本数は12本または108本が定番です。
特に12本は「ダーズンローズ」という特別な意味を持っており、結婚式のブーケやセレモニーの演出などによく用いられます。
- 「1本」→私にはあなただけ、一目惚れ
- 「2本」→この世界は二人だけ
- 「4本」→気持ちは死ぬまで変わらない
- 「9本」→いつも一緒にいよう
- 「11本」→宝物、最愛の人
- 「12本」→私の妻になってください
- 「21本」→あなただけに尽くす
- 「40本」→真実の愛、この愛は本物
- 「44本」→不変の愛を誓う
- 「50本」→永遠、偶然の出会い
- 「99本」→永遠の愛、ずっと好き
- 「100本」→100%の愛
- 「101本」→これ以上ないほど愛している
- 「108本」→結婚してください
プロポーズにふさわしくない色や本数
次に紹介するバラの組み合わせは、ネガティブな意味となってしまうため注意が必要です。
黒色は「永遠の愛」という花言葉を持つ一方でネガティブな要素もあり、誤解を招くかもしれません。
また本数も、13、15、16、17と連続してプロポーズにはふさわしくない数が続きますので、避けましょう。
- 「黒」→ 憎悪、恨み
- 「黄色」→ 愛情の薄らぎ、嫉妬
- 「13本」→ 友だちでいよう
- 「15本」→ ごめんなさい
- 「16本」→ 不安な愛
- 「17本」→ 絶望的な愛情
バラ以外でおすすめの花5選
定番のバラ以外にも、プロポーズにふさわしい花言葉を持つ花はいくつもあります。
こちらでは、プロポーズでプレゼントするおすすめの花を5つ紹介しましょう。
ひまわり
1つ目は、「あなただけを見つめる」という花言葉を持つひまわり。
「熱愛」「情熱」「愛慕」などの意味もあり、夏にプロポーズするならぜひ贈りたい花です。
漢字で「向日葵」と書くひまわりは、太陽の方向に向かって咲きますので「ずっとあなたを見つめています」という愛のメッセージを表現できます。
また、ひまわりだけの花束はとてもゴージャスな雰囲気を作れます。
なお、何万本、何十万本と咲き乱れる、壮大なひまわり畑でのプロポーズもおすすめです。
チューリップ
2つ目に紹介するチューリップには、「愛の告白」という花言葉があります。
バラと同じく色によって花言葉は変化し、赤色は「真実の愛」、紫やピンクは「不滅の愛」という意味を持っています。
童謡でも親しまれるチューリップを用いれば、とても元気な雰囲気の花束となるでしょう。
なお、黄色のチューリップには「報われぬ恋」という意味がありますので、プロポーズでは避けましょう
桃
3つ目は、「あなたに夢中」「あなたの虜」という意味を持つ桃の花です。
淡いピンク色の花を束ねれば、とても華やかなイメージの花束となります。
「チャーミング」という花言葉も持っており、可憐な女性にも似合う花です。
桃の節句に飾る風習がありますので、春のプロポーズで贈る花としておすすめです。
トルコキキョウ
4つ目は、「優美」や「希望」、そして「思いやり」といった花言葉を持つトルコキキョウです。
その花束はバラと見間違えるほど豪華で美しく、ロマンチックなプロポーズを演出できるでしょう。
実際、結婚式において花嫁が持つブーケにも広く使われています。
その品種はとても多く、中には文字通り「プロポーズ」と名付けられたものも存在します。
ガーベラ
5つ目に紹介するガーベラは、全体としては「希望」「常に前進」という花言葉を持つ花です。
ガーベラは花びらが多く華やかで、花束にするととても明るいイメージになります。
バラと同じように色や本数によって花言葉が変わり、プロポーズには「熱愛」という意味を持つビンクや、花言葉が「燃える神秘の愛」となる赤色がふさわしいでしょう。
また、1本のガーベラは「あなたが私の運命の人」や「一目惚れ」、3本では「あなたを愛しています」など、バラによく似た花言葉を持ちます。
そして12本は「私の妻になってください」というストレートな意味になりますので、色と本数を組み合わせて贈りましょう。
花束の渡すベストな場所とタイミング
一生に一度で2人の記憶に残るプロポーズは、ロマンチックなムードを演出しましょう。
レストランやホテルを利用すれば、非日常感あふれるプロポーズになります。
一方で、自宅やドライブデートであれば、リラックスして想いを伝えられるでしょう。
レストラン・ホテル
レストランやホテルといった場所でプロポーズする際は、事前に花束をスタッフに預けておきましょう。
デザートタイムや宿泊する部屋に持ち込んでもらうことで、サプライズをスムーズに演出できます。
あらかじめ段取りしておかないと、当日にバタバタしてプロポーズが台無しになってしまいます。
そうならないためにも、スタッフとは事前にしっかり打ち合わせしておきましょう。
なお、フラワーショップには前日か当日の午前中に届くように手配しますが、現地のスタッフにも花束の種類や大きさ、到着時間などを伝えておきましょう。
自宅・ドライブデート
自宅やドライブデートでプロポーズする際は、見つからないような場所に花束を隠しておきましょう。
隠す場所は、自宅ならクローゼット、ドライブデートなら車のトランクになるでしょう。
贈るタイミングは自分でコントロールできますが、花束が傷まないような管理が必要です。
例えば、車のトランクに丸1日も置いておくと、すぐに花がだめになってしまいます。
花束はできるだけ会う直前に到着するように、フラワーショップへ手配しましょう。
また、花束は大きめの袋に上を向けて入れ、日が当たらないように保管しましょう。
まとめ
今回は、プロポーズに贈るおすすめの花の種類と選び方、そして花束の渡し方について解説しました。
近年では、婚約指輪をプロポーズ後に2人で選ぶカップルが多く、代わりに花束を贈る人が増えています。
プロポーズで贈る花の王道はバラですが、それ以外にもひまわりやチューリップ、桃などもおすすめです。
他にも、トルコキキョウやガーベラといった花も人気があります。
この記事を参考に、相手に似合う花束をプレゼントしてプロポーズしましょう。