オーダーメイド結婚指輪の作り方|相談から完成までの流れ(事例)
今回はお客様の希望に合わせて作った「オーダーメイド結婚指輪」の事例です。
打ち合わせから完成までの流れを、写真と一緒にまとめます。
希望に合わせて形を決める

オーダーメイドは、最初にイメージをそろえてから、形や雰囲気を少しずつ決めていく作り方です。
今回は完成までに、合計3回ご来店いただきました。
完成までのおおまかな流れ
- 1回目:相談(好みやイメージを整理する)
- 2回目:制作(材料を削って形を作る)
- 3回目:お渡し(完成)
どこまで希望通りになる?
希望が出やすいポイントは、このあたりです。
- 形(丸み・角の立ち方など)
- 太さ・ボリューム感
- 表面の雰囲気(つや/落ち着いた質感)
- 色味(仕上げで印象が変わります)
- 内側の文字(イニシャルなど)
1回目 相談(イメージのすり合わせ)
最初は、どんな雰囲気の指輪にしたいかを一緒に整理します。
言葉だけで伝えにくい部分は、画像があると分かりやすいです。
画像を見ながら、好みを言葉にする
理想に近い指輪の写真を見ながら、「好きなところ」を拾っていきます。
この段階で、方向性が揃うと後がスムーズです。
完成イメージ図で、形を確認する
打ち合わせをもとに、完成の形を確認できる「完成イメージ図(パソコンで作る立体の設計図)」を用意しました。
ここで「太さ」「丸み」「全体のバランス」を確認していきます。
2回目 制作(削って形にする)

2回目は、実際に形を作っていく日です。
手を動かす工程が入ると、指輪への実感が一気に増えます。
材料を削って、指輪の形を作る
指輪の形を作るために、「ワックス」というロウのような材料を削っていきます。
この削りでできた形が、そのまま指輪のベースになります。
時間はかかりますが、いちばん大事な工程です。
内側にイニシャルを入れる(自分で彫る)
指輪の内側には、イニシャルを入れました。
文字を入れる作業は、自分で彫って仕上げることもできます。
内側の小さな文字でも、残るものがあると嬉しいです。
仕上げ(質感と色味を整える)

形ができたら、最後は仕上げで雰囲気を整えます。
質感と色味で、印象は大きく変わります。
表面は落ち着いた質感、内側はつや仕上げ
表面は、つやを抑えた落ち着いた質感にしました。
内側は、つや仕上げ(ピカッとした仕上げ)にしています。
見た目と、つけ心地の両方を意識した組み合わせです。
グレーのコーティングで、色味を整える
今回は、グレーっぽい色味になるように仕上げています。
表面に薄い膜をのせて色味を整える方法で、いわゆる「コーティング」です。
質感と合わせると、少しクールな雰囲気になります。
3回目 お渡し(完成)

落ち着いた質感とグレーの色味で、少しクールな雰囲気にまとまりました。
内側のイニシャルも含めて、「こうしたい」が形になった指輪です。
まとめ
- 写真でイメージをそろえる
- 完成イメージ図で形を確認する
- 材料を削って形を作る(ワックス=ロウのような材料)
- 仕上げで質感を整える(マット/つや仕上げ/コーティング)
来店回数や納期は増えますが、その分こだわりをつめ込んだ結婚指輪になります。
